スナッパー(鯛)はNZでは代表的で、もっともポピュラーな船釣りの対象魚だろう。ときどき、釣り好きの知り合いなどから、立派な鯛をもらうことがあるので、
「NZは鯛がたくさん釣れるんだなぁ」と、もらった鯛をむさぼりつつ漫然と思っていた。とは言っても「釣りキチ三平」は全巻+番外編すべて持っているくらいの、基本的にはかなりの釣り好きと言える。ただし、NZに住んでいる現在は、たまにトラウト・フィッシングに行く程度で海釣りは全然だ。今回は日本から来た義父のリクエストということもあり、とうとう乗合船で鯛を釣りにいくことになった。
前日、予約では午前の釣りのはずだったのが、人数が増えたとかで、午後にしてほしいと急遽電話があった。となると2時半出発で帰りは7時だという。
こっちは予約してるんだから、オーバーブッキングのシワ寄せを我々に廻すなって、いうようなヤボなことは言ったりしないが、この時点で、限りな〜くイヤ〜な予感はしていた。
当日、1時間以上前に到着するが、ほかのグループの到着が
30分も遅れやがって、出航は3時過ぎになった。しかも干潮は6時。ということは、釣り中の
潮は最悪だ。
ピーカン無風で海はベタ凪。
およそ釣りのコンディションとしては、
船酔いには助かる以外に好材料はひとつもない。
そんな不安をよそに、遅れてき
やがったグループ8人は、出航間もなく、食べるたべる…。スナック、フライドチキン、サンドイッチ…
この人たちは、今まさに「腹が減っては戦ができぬ」状態か、この3日間山で断食してた人たちですか?
殺気さえ感じられる食事風景に圧倒されつつ、…<中略>…
さて、出航約40分後、TiriTiri Matangi島付近に船を停め、やっと釣り始めだ。当初の不安とは裏腹に、仕掛けを降ろすと、すぐにアタリが来て、なんと鯛が入れ食い状態となった。
しかし、キープできる体長制限の28センチ
(本当は27センチだが、死ぬと縮むということで、この船のレギュレーションでは28センチ)を超える鯛がなかなか釣れない。
入れ食い状態なので釣りは楽しい。しかし、ほとんどが25センチ程度の日本では食べ頃サイズだが、NZでは放流サイズという葛藤が続く。それでもキープできる鯛が数匹とアジがたくさん釣れたので満足の釣りだった。
この夜のディナーは、
バー酒好のマスターによるプロの手料理が堪能できた。こちらは大満足だ。